夫と結婚してからは、経済的にも何不自由ない生活が送れておりました。
しかし、それと同時に夫から怒鳴られたり、暴力を振るわれたりといったことも多かったのが事実です。
わたしは専業主婦の身でしたので、この家しか居場所がなく、どうすることもできませんでした。
うちには子どももいなかったので、完全にひとりで孤立してしまって、
どうすればよいのかわからずにひとりで悩みながらも耐える日々を送るしかありませんでした。

しかし、もうどうすることもできずに、法律事務所のフリーダイヤルに助けを求めるように電話をかけていました。
電話では、弁護士の先生に話をして、自分自身の抱えている問題について洗い出すことができました。
今の経済的に豊かな生活を手放すことができるのかとか、自分は本当はどうしたいのか、といったようなことを見つめなおしました。
そう考えてみると、暴力とひきかえにある今の暮らしも、それほど大切にする必要もなく、もっと自分自身を大切にしてあげようと思えるようになりました。

弁護士の先生に助けをお願いして、保護命令をとるところから始めてもらえました。
おかげで、夫のもとから離れられ、安全な場所に身を置くことができました。
自分ひとりだったら、今でもああいったひどい状況下で必死に耐えていたかと思うと、弁護士の先生に相談をして良かったと心から思います。
保護命令をとっていただいた後も、なにかと弁護士の先生にはお世話になりました。
離婚までの婚姻費用も夫からとってもらえましたし、夫側との話し合いも粘り強く続けてもらうことができました。
そして、無事に離婚も成立させていただくことができました。

さらには、離婚後も、しっかりとわたしが地に足を付けて生活して行けるまで目を離さずにいてくださいました。
おかげで、慰謝料ももらえ、離婚も成立し、自由に自分の力で生きていくことができています。
今回のことで学んだことは大きかったです。