１、 女性ですか？男性ですか？

女性

２、現在の年齢はおいくつですか？

43歳です。

３、結婚したのは何歳ですか？

24歳のときです。

４、お子さんは何人いましたか？

いない

５、結婚して何年目に離婚しましたか？

2年目です。

６、 離婚の一番の原因は何でしたか？

“不信感ですね。
前妻に3人の子供がいたし、ギャンブルは普通に好きだったので、多少の借金は目をつむっていたというか、容認していました。のにもかかわらず、内緒でカードを作ったり、仕事と行って麻雀に行ったり…。うそをつかれるのが一番ゆるせませんでした。
何しても、何言っても、何も信じられなくなった時点で、家を出ました。こんな人と一生共にできないと。
うそつきは、一生治りません。残念ですが。

７、 どのような離婚形態でしたか？

協議離婚

８、 弁護士さんなど、法律の専門家に相談しましたか？

相談はしませんでした。

９、 あなたの離婚体験談をお願いします。

はっきり言って、若気の至りでした。
今でこそよくある話ですが、20年ぐらい前は18歳の年齢差はめずらしかったのです。付き合っているだけでは、とにかくまわりにあれこれ言われ、どこに行っても真剣さを認めてもらえませんでした。それが嫌で、あまり結婚願望もなかったのに籍を入れてしまいました。…今思えば簡単な事でした。ただ付き合っているだけで良かったのにと。
1年付き合っての電撃結婚。相手のこともホントによく知らないままの結婚でした。彼が、今までどう生きてきたのか、どうして前の時（バツイチ）はうまくいかなかったのか、後から後から湧いて出てくる真実の数々。誰の意見も聞かず、つっぱしってしまった自分に、今、心からバカだったねと言ってあげたい…。
ようやく自分の間違いに気付いた時（2年もかかりました）に、誰の意見も聞かず、これまた電撃離婚。どんなにまわりに迷惑をかけたか、親にどれだけ心配をかけたか…あぁ、もう若気の至りとしか言いようがありません。
会社の取引先だった彼は、大人で物知りな決してカッコよくはないけど、デキる人でした。1年ぐらい同じプロジェクトで仕事をし、一緒に悩み一緒に考え、色々な見方・知恵を教えてもらい、とても尊敬していました。でもプライベートを徐々に知るようになって、実は少しかわいそうなバツイチの42歳であると聞かされました。24歳の私にはそれがとても魅力的に映ったのです。…よくある話です。笑
更に彼には、綺麗で気の強い前妻に会わせてもらえない3人の娘、絶縁したままの父、これまた子供3人を残し女と出て行った兄、行方がわからない育ての親…様々な哀愁のシチュエーションがあり、私の母性愛はガッチリ掴まれたのでした。それも後に、過大な誇張が判明しましたが。
彼は天性のうそつきだったのです。びっくりするような大きな事も、どうでもいいバカみたいな小さな事も、どれも同じように、同じ顔で、いろんな?をついていました。借金や女ならまだしも、同情を買うための善意を踏みにじるような?や、何の得になるのかわからない悪気のない?も。何が本当で、何が?なのか。一度失った信頼は二度と戻せませんでした。まして私にはそれを許す、心の大きさもありませんでした。
それからは、「結婚はもう懲り懲り！生涯独身！」の勢いで一生懸命仕事をしました。でも40も手前、38歳で縁あって、再婚しました。今の旦那様はもちろん、うそをつかない信頼できる人です！
今、言えるのは「完璧な人はいない」ということです。ここが良ければ、こっちがダメ。こっちが良ければ、そっちがダメ。良いところもあるし、悪いところもある、必ず。それが何なのか、それがどこなのか、それが許せるか。が問題なのだと。それは、自分にも言える事。お互い、認め合って、許し合って、「まぁいいや」になれればいいんだと思います。結局は、他人。自分の思うようにはなりません。私が夫婦で一番大切なのは、思いやりと感謝だと思います。うそも方便！ぐらいなら、かえって必要なこともありますよね。今はそう思えます。
「離婚」を経験して良かったのは、人生をやり直せたこと。若いうちでよかったと思ってます。そして「離婚」を経験して後悔していること、それは「いつでもやり直せる」という選択肢が出来たこと。これは、離婚経験者じゃないとわからない、孤独と隣り合わせの誘惑の開放感です。孤独か自由か。けんかの度にいつもこの冷たく甘い誘惑と戦っています。きっとこれは一生つきまとうんだろうな。…今の（初婚）の旦那様には、内緒の話です。