妻の浮気が原因で離婚する事にしました。
早い段階で弁護士に相談をして準備を整えることもできました。
浮気相手とラブホテルへ入る証拠写真も複数用意できました。

請求する慰謝料の額をいくらにするか弁護士に尋ねられました。
相場では100～300万円ということです。
以前は離婚するケースでは500万円ほどにもなったそうです。
正直、500万円でも安いと感じました。

妻の浮気は一年以上続いています。
毎月二回ほどはラブホテルなどで会っているようです。
ホテル代などは相手が出していたとしても、
それ以外の交通費や化粧品代や被服代といった費用は妻が支払っているでしょう。
専業主婦である妻には収入がないのですから、実質私が支払っていることになります。
八年間の夫婦生活を破綻させ、浮気期間の家事の手抜きや夫婦間の性交渉の拒否など、
私の精神的苦痛は客観的に見ても決して小さいものではないでしょう。
その慰謝料なのですから、妻の浮気の必要経費を加算して請求して、相場よりも多額であっても当然だと思います。

ただ、裁判というのは感情だけで決まるものではないということも分かっているつもりです。
弁護士のアドバイスとしては、相場は100～300万円だが妻に200万円、浮気相手に200万円、
合計して400万円の慰謝料請求は可能ではないか、というもの。
妻に300万円、浮気相手に300万円というパターンも率直に高くはないけれど、裁判では難しいみたいです。
恐らくは家庭裁判所での離婚調停で慰謝料の額で合意が整わず不成立となり、
離婚裁判へなだれ込み、相場なりの慰謝料額になってしまうのではないか、という話でした。
裁判所は慰謝料の額を抑え気味の傾向にあるそうです。

裁判ともなれば弁護士費用も高くなり、慰謝料も抑制され、結果的には金銭面でのマイナスが大きくなるという恐れがあるのです。
弁護士が自らそういうのですから、その通りなのでしょうし、儲けのために裁判をけしかけないだけ信頼できる弁護士なのでしょう。
いくら金がかかってもいいと言いきれるほどではありませんが、少しは金銭面ではゆとりがあります。
だからといって、こちらの要求を通すことで金銭的な負担が大きくなるというのは、何とも腹に据えかねる事態です。
私が黙っていたら、もう少し良く考えてみてはと弁護士から諭されるようでした。