記事の詳細
幸せにできなかった悔い
1、 女性ですか?男性ですか?
男性
2、現在の年齢はおいくつですか?
43歳です。
3、結婚したのは何歳ですか?
35歳のときです。
4、お子さんは何人いましたか?
いません。
5、結婚して何年目に離婚しましたか?
5年目です。
6、 離婚の一番の原因は何でしたか?
私の反社会的行為
7、 どのような離婚形態でしたか?
協議離婚
8、 弁護士さんなど、法律の専門家に相談しましたか?
していません。
9、 あなたの離婚体験談をお願いします。
十数年前、大手小売りチェーン店へ就職しました。
2年目、それまでの地方とは異なる地域での新規オープン店への移動を命ぜられ赴任となりました。
別れた妻はその際に新たに採用となった新入社員でした。
しばらく同僚関係が続きましたが、そのうちに同棲関係となり、私の借りていたアパートには徐々に彼女の荷物が増えてきました。
店長にも昇進し、会社の期待をかけられつつ、仕事も面白く、またプライベートも充実し、大変面白い毎日を過ごすことができました。
しかし30歳を迎えたころ、突然本社への異動を命ぜられました。異例の出世ともいうべき人事異動でした。
本社はまた別の地域にありましたので私のみ単身で引っ越すこととなります。
その頃はもうお互いの両親にも顔合わせを済ませ、翌年の結婚まで決まっていました。
仕事も忙しくなり、毎日毎日帰宅は深夜。プレッシャーに日々押しつぶされる毎日が続きます。
あのころのように戻りたい・・・。
仕事から逃げたくなることもしばしば。
そんな中結婚の日取りも決まり、妻もようやく私のもとへ移動してきます。
結婚式の前日もまた次の日も仕事&出張。
このころになると、私の頭の中も忙しさと疲れでパニックです。
ついに倒れました・・・。「うつ病」と診断されました。
それから2年近く会社も休職し、妻には本当に切なくさみしい思いもさせました。
感情もなく、たまの休日も楽しませてあげられなかったのかなと・・・。
給料も約6割しか支給されませんでした。
徐々に心の元気を取り戻せそうになったある冬。私は反社会的行為を起こしてしまい・・・4か月拘置所の中で暮らしました。
執行猶予つきの有罪判決を受け、娑婆に出た私を彼女は笑顔で迎えてくれました。
しかしもう彼女の心の中ではすべて決まっていたのです。
3年目の結婚記念日の日。
「別れてください・・・」彼女からそう告げられました。
今は音信不通になった前妻ですが・・・。
幸せにできなかった悔いが今でも残っています。