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金銭感覚の違いはやはりチェックすべきでした
私は、大学時代のアルバイト先で知り合った男性と4年間交際して結婚しました。優しさに惹かれたのです。
ただ、交際中に少し気になることがありました。
それはデートした時、彼が簡単に「あっ、払っといて。」と言うことでした。
デートして一緒に喫茶店に入って楽しくおしゃべりして、いざお店を出ようとする、
その時、伝票を手にとるでもなく、割り勘にしようと言うでもなく「あっ、払っといて。」
あまりにさらりとした言い方ですし、「ねえ、割り勘にしようよ!」と言うのも、
なんだかケチな女だと思われそうで、「うん」と言ってたびたび私が二人分払いました。
彼は、困った家庭の子ではありませんでした。
むしろ、私の方が経済面では厳しい生活をしている家庭に育ちました。
だから、私はデートでも「割り勘にしたいな」と思う一方、
そういう感覚自体が肩身の狭い感じ方なのかもしれないと思って、「ねえ、割り勘にしようよ!」とは言い出せませんでした。
そんなことを言ったら、彼に嫌われるだろうし、「これだから、貧乏人のうちの娘は嫌なんだよ。」と思われるかもしれない。
それは絶対に嫌でした。
彼は、長男の一人っ子でした。だから、おっとりしていました。
私も長女ですが、私には弟がいましたし弟は障害者でした。
だから、自ずと、しっかりしなきゃ!と気を張るところがあります。
彼のおっとりしたところが、交際中はとても魅力的でした。
でも、彼の金銭感覚についてちょっと母に話したら、母は渋い顔をしました。
「金銭感覚はとっても大事なことだから、そこで食い違いのある人とは上手くいかないわよ。」と言われました。
今になると、母の言った通りだと思います。それでも、その頃は、彼と一緒になれば上手くいくと思いました。
そして、その直後に父に紹介しました。それから半年後、結婚しました。
夫婦になって1年経つかたたないかのうちに、2人の金銭感覚の違いはだんだん深刻になってきました。
私が最初の子を妊娠し、夫にもっとしっかりして欲しいと思うようになるにつれ、
夫の金銭感覚がだらしなく思えてきて、口論になることもあるようになりました。
でも、最初の子が男の子で、後継ぎが出来たと喜ぶ夫のご両親に良くしていただき、口論は一時収まりました。
その翌年、私は、下の子を妊娠しました。いよいよ、夫にしっかりしてもらわないと!と思い、また金銭感覚のことで口論が始まりました。
下の子が1歳になった頃、口論を繰り返す毎日が嫌になり離婚を考えて、無料の法律相談に行きました。
今、親権のことや慰謝料のことなどで悩んでいます。