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4年ほど前の話です。
当時夫とは別居し、離婚について親族を交えて話し合いをしていました。
親権問題や、慰謝料、養育費など全く話がまとまらず、素人の手には負えないと判断して弁護士を立てることにしました。
しかし普通の暮らしをしている人間がいざ弁護士を探すとなると、どこをどう探せばよいのか全く分かりませんでした。
手さぐりながらも情報を集めていると市町村で無料相談を実施していることがわかり、予約して相談に行きました。

 

会場はOOセンターというような市の小さな施設の一室で、中は個別にパーテーションで仕切られています。
自分で弁護士は選べず、順番が来ると空いた机に割り振られました。
私は50代くらいの男性弁護士でした。
初めての経験なので緊張していましたが、物腰の柔らかい方だったので緊張がほぐれました。
一番聞きたかった質問は親権についてです。
私は専業主婦だったので経済力がありません。
一方、相手は正社員で給料も人並み以上に稼いでいます。
しかも相手はDVの気があり、私が親権だけは手放したくないのを知っているので様々な手を使って妨害してくるであろうと考えられました。
今までも親権は取れないと散々脅されていたので、私自身かなり弱気になっていました。

しかし弁護士から返ってきた答えは、予想に反してほぼ間違いなく私が親権を取れるというものでした。
日本の国では乳幼児を母親から引き離すことはまずないのだそうです。
今現在経済力がなくても問題にはならないということもわかりほっとしました。
インターネットなどで事前に情報は集めていましたが、実際に本物の弁護士の口からはっきりと言われると安心感が違います。
養育費や慰謝料についても一般的な額を説明され、養育費は払われなくなるケースが多いので、公正証書に残しておくと良いと教えてもらいました。
行方が分からなくなってしまえばそれまでですが、あれば多少の抑止力になるのだそうです。

 

知識が豊富でとても親切な弁護士だったので離婚調停などの間に入ってもらいたいと思い、
この場で契約をお願いできるのかと聞きましたが、それは行っていないそうです。
市町村の無料相談はあくまでも相談のみで、個別に契約はできないのです。
また一から弁護士を探すことになりましたが、相談で多少の知識を得ることができたので無駄ではなかったと思います。

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