記事の詳細
厳しくも的確に導いてくれた弁護士の先生
私の夫は、見た目はすらっとしていて細い方ですし、カラダも大きくないうえ、人当たりも良いひとです。
なので、よそから見ればとても理想的でかっこいい夫だと思います。しかし、実はそんな夫からは日常的に暴力を受けていました。
友だちの会話の中で、ちょっとそういった内容の話をすることもあるのですが、
まったく信じてもらうことはできず、軽く受け流されてしまっていました。
最初はそれほどひどい暴力ではありませんでしたが、だんだんと暴力もひどくなっていきました。
しかも、夫は巧妙なので、外からは見えないような場所を選んで暴力を振るってくるようになったのです。
病院などで診察を受けるときにも簡単には見えないような場所で、
丸裸にならなければ見えないようなカラダの場所だったので、他の人から気づかれることはありませんでした。
それもあって、心の中では誰かに気付いてほしい、助けてほしいという気持ちがありましたが、
なかばあきらめの気持ちが大きくなっていっていました。
それもあって、自分から一歩を踏み出せないでいたという状況でした。
しかし、テレビを見ていたら、新型DVの特集をやっており、まさにうちの場合とぴったり合致していました。
テレビの例では、弁護士の先生のおかげで解決した事例があって、それをみたわたしも、一度法律家の先生の助けを求めてみようと思うようになりました。
調べてみると、無料でも相談会があったりするようだったので、それに申し込んで、わたしの現状をすべてお話しました。
すると、厳しくも的確な意見をくださって、自分の現状をもう一度見つめなおすきっかけとなりました。
なにより、暴力などは人権侵害をうけているのと同じなのに、それさえ感覚がマヒしてしまっていたことに気づきました。
それからは、離婚に向けてわたしも勇気をもって動き出しました。
暴力に耐えながらも夫婦生活を送っていた頃に比べると、離婚をした後のほうが経済的には大変になりましたが、自分らしく生きられています。