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ここ数年、夫の浮気(しかも複数回)で離婚をしようかと悩んでいました。
子どもの事や生活の事がなければさっさと離婚したいくらいです。
なかなか決断はできずにいました。

学生時代の同級生と街でばったりと会いました。
十数年ぶりでしょうか。
喫茶店へ移動して昔の話をしばらくして、ふと近況の話になりました。
彼女はいろいろ(本当にいろいろ)あって、先月離婚をしたばかりということでした。
私も離婚を考えていると話すと彼女は辛そうな表情をしながら数回頷きました。

彼女の離婚はかなり揉めたとのことでした。
当初は弁護士など専門家を交えずにご主人と話し合いを何度か行ったそうです。
彼女の離婚の原因といいますか、動機や要因というものは多岐にそして複雑に絡まっていました。
話し合いは平行線、あるいはご主人が不機嫌になってしまい、彼女の望む形での離婚に合意はされません。
そこで弁護士へ相談したそうです。

弁護士に相談するには、無料相談もあるけれど、それではなかなか核心にはたどり着かないということでした。
時間の制約もあるでしょうし、弁護士の方も商売なのだから、無料相談で解決するようには話さないとのことです。
依頼すると着手金としてそれだけで十数万円かかるそうですし、裁判になったとしたらもっとお金がかかるそうです。
彼女の場合、結婚前の貯蓄が結構あったのでそれで支払ったそうです。
結果的にはそれで離婚が成立したので、必要経費だったと彼女は言いました。

一方、私はと言えば、少しの蓄えはありましたが、
離婚後の生活のことも考えると、離婚に多額のお金を使うことには抵抗がありました。
そこでふと思い出したのは、近所の人が市で実施している無料相談へ行ったという話でした。
市役所に電話してみると事前に電話予約が必要ということですぐに予約しました。
弁護士が来るのは決まった曜日となっているので、一週間くらい待ちました。

無料法律相談の当日。
市役所の一角にある相談室に通されると、年配の男性弁護士がいました。
安易に離婚するなとお説教されるのではないかと心配しましたが、そういうことはありませんでした。
弁護士に言われたのは、有利に離婚するためには証拠集めが大切ということでした。
夫の言動を逐一記録することや浮気の動かぬ証拠を抑えることなど勧められました。
なるほどと思い、それらを集めたらまた市の相談へ来ればいいのかと聞くと、弁護士は首を振ります。
市の無料相談はあくまでも相談だけですし、次回の相談も違う弁護士になるだろうということでした。
では先生(目の前の弁護士)に正式に依頼するにはどうすればいいのかと聞くと、
弁護士はまた首を振り、市の無料相談で依頼を受けられないし弁護士の名前も明かせないということでした。
言われてみれば自治体で特定の弁護士へお客を紹介するようなことは確かにできないと思いました。
ただ、良い意味でまずは気軽に相談したいのなら、市の無料相談は最高だと思いました。

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